いぶろぐのガジェット日記

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ガジェットやOSS、その他興味のあるITニュースをぽつらぽつら投稿します。

Jonsbo RM2 のエアフローを自分なりに考えた【長尾製作所 PCIスロットファンステイ】


こんにちは。

今日は私が使っているPCケース"Jonsbo RM2"のエアフローをいじってみたお話です。


いじった理由

グラボの選択肢を増やしたかった。

Jonsbo RM2は前から後ろのエアフロー構造ですが、これだと外排気のグラボでないと熱的に厳しくなります。

以前使っていたリファレンス仕様のRX470が壊れてしまったので、この機にグラボの選択肢を増やしてみようと思いました。


いじった場所

ここからは作業工程です。

まずはCPUクーラーの向きを変えます。

前から後ろのエアフローを、上から下に。

次は、HDDの位置を変えます。

前面ファンを外すとドライブをつけることができるアタッチが現れるので、そっちに移動。

作業後はこんな感じ。

次に、長尾製作所さんのPCIスロットファンステイで、上面にファンを固定します。

ファンは"CoolerMaster R4-SFNL-14PK-J1"という、ほんのちょっといいやつにしました。

以上で完成です。下は完成図。


感想

Jonsbo RM2で一番いいエアフロー構造は個人的にはこれだと思います。

ファン音も静か、温度もきちんと下がって作業した甲斐がありました。

ファンステイが共振するかな、と思いましたが大丈夫。

気に入ったので、もう一つファンを追加しました。

これで新しいグラボを迎え入れることができます。

おわり。


P.S.

新しいグラボです。

M.2 SSDが欲しい...

WXR-1901DHP3 を買ったお話


こんにちは。

最高気温が35度くらいになる日もあって、外に出る気になれませんね。

今日は先日のアマゾンプライムデーで購入した無線LANルーターを紹介します。


Baffalo WXR-1901DHP3

16000円 → 12000円になっていたので、思わず買ってしまいました。

うちの無線LANルーター、このご時世にまだ802.11/acに対応していなかったんですよね...

もう802.11/adが登場しようかという世の中ですが、なんとなく放置していました。

クライアントデバイスはほとんど802.11/acに対応していたので、重い腰をあげて投資しました。

購入の決め手は以下。

VPN以外は当たり前って感じですが、以前使っていたWiFiルーターはどれも対応していませんでした...

ちなみに、WXR-1901DHP3と謳われていますが、中身はWXR-1900DHP3と同じみたいです。

本体のフロント部のプリントを見ても分かる通り。


VPNをどうするか

私がこのルーターに決めた最大の要因は、「L2TP/IPSec対応」です。iPhoneでもVPNが使いたい。

しかしここで問題が。

うちのインターネットはauひかりですので、ホームゲートウェイがいらっしゃいます。

当然ルーターモードではなくブリッジモードにして、無線アクセスポイントとして利用しなければならないのですが、これだとWXR-1901DHP3のVPNや、その他色々な機能が使えません。

調べてみると、先人の知恵がインターネット上にありました。

auひかりで他メーカーのルーターを活用する方法

この方法がWXR-1901DHP3でもそのまま使え、VPNも使うことができました。

めでたしめでたしです。先人に感謝。


感想

特に問題なく使えています。

802.11/acの速さは実感できていませんが...

無線LANルーターの多くはPPTPにしか対応していない中、iPhoneMacでも使えるL2TP/IPSecに対応しているのはありがたいです。

VPN接続時の速度もSoftether VPNに比べて速く快適です。

もっと早く買っておけばよかった...

おわり。


P.S.

当面一人暮らしが続くと思われますが、1ルームにこのアンテナは大げさですね...

【Hackintosh】macOS High Sierra の夢を見た


こんにちは。久しぶりの更新です。

梅雨も明けようかという時に台風がやってきて、洗濯物が溜まっていきます。

今回は、私の自作パソコンにmacOS High Sierraがインストールされている夢を見たので、夢日記として残しておきます。


環境

こんな感じです。グラボ以外は以前と変わっていません。

2017.09.26 追記


macOS High Sierraのリリース版においては、内蔵SSDにインストールする場合は自動でAPFSにファイルシステムが変更されます。

内蔵SSDにインストールする方は、APFSインストールの手順を参考にしてください。



インストール

私はチキンなので、APFSではなくHFS+でインストールしました(APFSも試しました、後述します)。

そのため、インストール方法も、ほとんど前回と変わりません。

【Hackintosh】macOS Sierraの夢を見た【HandoffとかRX480】

上記の記事を参考にして進めれば、普通にインストールできます。

変更点は、

  • ターミナルで実行するコマンドは、下記。
sudo /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/USB --applicationpath /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app --nointeraction
  • Cloverは必ず最新のものを使う(2017年9月26日現在、ver4220)。

以上です。

High SierraからはPolaris GPUが正式にネイティブサポートとなったため、kextの改変が不要になりました。

2017.07.15 追記


High Sierraから、RX480/470のCU Limitが解除されているようです。

LuxMarkを回していて気づきました。



感想

正直、Sierraと大差ないですね。Siriも使ってないですし。

写真アプリが進化したのはちょっと嬉しいです。


APFSも試してみた

2017.09.26 追記


リリース版のインストーラでは、内蔵SSDにインストールする場合は強制的にAPFSにファイルシステムが変更されるため、手順を見直しました。


チキンとはいえ、新しいファイルシステムも気になるので、APFSも試してみました。

手順としては、

  1. インストーラappの、パッケージの内容を表示>Contents>SharedSupport>BaseSystem.dmgをマウント

  2. /usr/standalone/i386/apfs.efiをコピー

  3. 起動ボリュームのEFIパーティションをマウントし、 /EFI/CLOVER/drivers64UEFIapfs.efiコピー

  4. High Sierraをインストール

  5. High Sierraのインストールで使用したインストールUSBを起動し、ディスクユーティリティでHigh SierraがインストールされたボリュームをAPFSに変換(内蔵SSDにインストールした場合は不要)

以上です。


APFS感想

こちらも特に問題なく使用できています。

起動や起動後の動作が若干速くなったような気がするような...しないような...

HDDだと遅いという報告もあるみたいです。

私はSSDを起動ボリュームに使用していますが、HFS+でもいいかな、という感じです。

おわり。

【2017年】MacBook Air Late2010 で遊んでみた【Apple Watchでロック解除&Handoffなど】


こんにちは。

だいぶ暖かくなってきて嬉しいな、と思ういぶろぐです。

今日はちょっとしたおもちゃをいじります。


MacBook Air Late2010 11.6インチ

はい、ヤフオクでこんなおもちゃを落札しました。

スペックは以下。

OSなしのジャンク品で25000円くらい。実物を見るとかなり綺麗で故障等もなく、結構いいおもちゃを買ったと思ってます。

ストレージは本来このモデルには存在しないはずの256GB。Appleの256GB純正SSDに換装されているっぽいです。

最大のネックは見ての通りメモリ。2GBでどこまで動くんですかね。

2017年の今、これを使って遊んでみます。

そして、あわよくばモバイルノートとして使っていきたいです。


OSインストール

まずはOSのインストールです。

せっかく2017年にいるんですから、当然最新のmacOS Sierraをインストール。

ちなみにこのMBA、オブソリート品に入ってしまったので次のOSアップデートは非対象になります。

その時は有志のパッチ当てるなり、Cloverを使うなりします。

ジャンク品だったので少し不安でしたが、OSは起動したので安心安心。


色々動かしてみた

最初はライブラリの構築等あるのでかなり重い...

一晩放置して再度触ってみました。

感想は...

意外と使える!

Safariを使いつつ文章を書くくらいならなんとかできます。

ただ、2013年モデルとかその辺の新しいMBAと比較するとワンテンポ反応が遅いです。

僕としては、モバイルノートと考えるなら合格点。


Apple Watchでロック解除したい

僕はApple Watchを持っているので、やっぱりApple Watchでロック解除したいです。

要件は2013年モデル以降のMBAなので当然自動ロック解除は使えません。

そこで、2013年以降のMBAに搭載されているWiFiモジュールを使うとどうなるのか、やってみました。

無線モジュール現代化計画

ebayでBCM94360CS2を落札。1000円くらいで買えます。

不良を考えて念のため2つ購入。

微妙にプリントが違うのはなんなのでしょうか。

MBAの裏蓋をドライバーで外します。

すぐに無線モジュールにアクセスできるので、ネジを外して取り外します。

購入した無線モジュールを差し込みます。元のモジュールより少し長いため、ネジで固定はできません。

あとはMBAを起動し、iCloudから一旦ログアウトして再度ログインします。

以上で作業は終了。実験の結果は...

はい、いけました。

HandOffやらInstant Hotspotやら801.11acやらも使えるようになりました。

2010年モデル以外のモデルでも成功すると思います。


問題点

1. バッテリー

最大の問題点がこれです。

バッテリーの充放電回数が700回を超えているため、バッテリーがかなりへたっています。

使っていると1.5分に1%ペースで減っていきます。

これはバッテリーを交換すれば多少改善されると思いますが、おもちゃにそこまでするのもどうかと思うので保留。

むしろ700回充放電されているおじいちゃんバッテリーにしてはよく頑張っていると思います。

2. やっぱりメモリが少ない

やっぱり少ないです。

普段使う分にはまあ我慢できるのですが、仮想OSとかは絶対動かないと思います。試してませんが。

3. グラフィックが意外と弱い

Late2010モデルまではGeforceが積んでありますが、こいつが意外としょっぱいです。

YouTubeの1080p60fps動画がまともに再生できません。

まあ、液晶がフルHDじゃないからそこまで問題じゃないですけど。


感想

上の問題点の他にも、USB2.0しかないとか古いなりの力不足があるのですが、それは仕方ない。

全体としては2万後半でmacOSが動く軽いモバイルが手に入ったので満足しています。

メールの処理とか、iPadだとどうしても面倒なんで。

お金に余裕があるときに、バッテリー交換するかなあ。

おわり。


P.S

ちなみに、2010年に発売されたスマートフォンを調べてみると、iPhone4、初代Xperiaなどがありました。

どちらも今では使い物にならないので、パソコン性能の伸び悩みが分かりますね。

あと、Apple Watchの記事も書こうかなと思っていたのですがやめました。散々レビューされ尽くしているので。

ただ、めちゃくちゃ便利。

FireTV と Kodi と Chinachu を使ってテレビを観る


こんにちは。

最近ストレスが溜まる毎日を送っております。

というわけで(強引)、今日はAmazon FireTVでテレビを見る方法を書きなぐり。


なぜFireTVなのか

ここをサクッと弁明。

Apple信者ならApple TVを買え!ということなのですが、僕として最悪なのがAmazonプライムビデオに対応していないこと。

FireTVならプライムビデオは当然見れますし、AirPlayもアプリを買えば対応できます。

あとは有線接続できるStickじゃない方のFireTVをなんとなく選びました。

第五世代Apple TVの噂も出ましたし、Apple TVがプライムビデオに対応したら買い換えようかな。


使うもの

用意する環境は以下。

  • Chinachu γ

  • Java(アプリの署名に必要)

ここまでは、適当にこさえてください。

FireTVにインストールするものは以下。

  • Kodi

  • Harekaze for Kodi

Harekaze for KodiはGitHubからソースをダウンロードしてください。

あと、Harekaze for KodiのビルドにAndroid NDKが必要なので、ダウンロードしてパスを通しておいてください。


導入

1. Kodiインストール準備

FireTVの設定>端末>開発者オプションから、

をオンにしておきます。

2. Kodiとアドオンのインストール

FireTVに普通にKodiをインストールし、アドオンをビルドして出てきたzipをインストールすると、アドオンをロードできないというエラーを吐かれました。

GitHubに対処法が載っていたのでその通りにやります。

https://github.com/Harekaze/pvr.chinachu/wiki/Android-Installation

上のURLを参考に、ソースフォルダ内で下記コマンドを実行。

スクリプトとして実行した方が良いと思います。

せっかくなので64bitでビルド。第一世代Stickの場合はv8aをv7aに書き換えたりapkのダウンロード元を書き換えたりしてください。

ndk-build APP_ABI=arm64-v8a

KEYSTORE=hoge.keystore
ALIAS=hoge
PASSWORD="hogehoge"

keytool -genkey -v -keystore $KEYSTORE -alias $ALIAS -noprompt -keyalg RSA \
    -keysize 2048 -validity 20000 -keypass $PASSWORD -storepass $PASSWORD \
    -dname "cn=$RANDOM, ou=$RANDOM, o=$RANDOM, c=US"
    
APKURL="http://mirrors.kodi.tv/releases/android/arm64-v8a/kodi-17.0-Krypton-arm64-v8a.apk"

FILENAME="${APKURL##*/}"

set -eux
WORKDIR=$(mktemp -d)
cp -r libs $WORKDIR/lib
cp -r template $WORKDIR/addons
cp ChangeLog.txt $WORKDIR/addons/pvr.chinachu/
cp LICENSE $WORKDIR/addons/pvr.chinachu/
cd $WORKDIR
mkdir assets
mv addons assets/

curl -OL $APKURL
zip $FILENAME -d META-INF/*
zip -r $FILENAME lib -i *.so
zip -r $FILENAME assets/addons
cp $FILENAME "$OLDPWD"

jarsigner -verbose -sigalg SHA1withRSA -digestalg SHA1 -keystore $KEYSTORE \
    -storepass $PASSWORD $FILENAME $ALIAS

以上で、フォルダ内に署名されたKodiのapkができます。

あとはadb等でFireTVにapkをインストールしてください。


感想

ちょっとインストールがややこしいですが、導入後はトラブルなく快適です。

スペック的に厳しいかも、と思っていましたが、全然そんなことありませんでした。リアルタイム視聴も余裕です。

パソコンよりもストリーミング配信サービスへのアクセスが良くなったので、映画も見やすくなりました。

ちょっと不便だな、と思う点は、FireTVが音量調整に対応していないことですね...

うちのモニタにはスピーカーが付いていないので、音量調整しようと思ったらこたつから出てモニタのそばのスピーカーの音量調整ネジをクリクリしなければいけません。

Kodi内では音量調整できますけどね。

次のApple TVが良さげで、プライムビデオに対応したら、多分乗り換えます。

おわり。


P.S

実はこんなものを買っていました。

【Windows】PX-W3PE や PX-Q3PE でも Chinachu や Mirakurun が使いたい【改良編】


はじめに

こんにちは。

以前の記事でPX-Q3PEなどでChinachuを使う方法を書きましたが、ラズパイを使うのはあまりスマートじゃないなと思いはじめました。

あと、同時録画とかやらせるとスペック不足で録画失敗することもありました...

ついでにQSVエンコードもしたかったので構成を見直しました。


今回のサーバ構成

今回のサーバーの構成は以下。

  • CPU:Core i3 4130

  • M/B:BIOSTAR H81MHV3(Mini-ITXケースに収まってPCIeが2つついてるから)

  • メモリ:8GB

  • チューナー:Plex PX-Q3PE

  • OS:Windows Server 2016

  • 仮想OS:Ubuntu Server 16.04 LTS on Hyper-V

KabyLakeが出ましたが、安いHaswellの中古で済ませました。

Ivyまでケチるとションボリ画質になってしまうのでHaswellのi3で我慢。

Windows側ソフト

  • radi-sh版BonDriver

  • BonDriverSplitter

  • BonDriverProxy

B25デコードはBonDriverSplitterでやります。

Linux側ソフト

  • Mirakurun

  • Chinachu γ

  • BonDriverProxy_Linux

  • recbond


サーバ構築

前回同様WindowsにMirakurunを載せても良かったのですが、何となくLinuxの方が安定しそうなのでLinuxに載せることにしました。

BonDriverSplitterもついでに導入。

以下、チューナーにPX-Q3PEを使用した場合の殴り書き。

Windows側構築

1. ツールのビルド

まずはBonDriver、BonDriverProxyなどなどのビルド。

VisualStudio 2015を使用します。

BonDriverSplitterには2ちゃんねるにあったパッチを当てました。

2. 設定

radi-sh版BonDriverの方は、前回の記事の通りです。

BonDriverSplitterは、TVTestのch2ファイルを参考にして設定。

私は1チューナー1スペースで使用しています。3波化はしていません。

BonDriverProxyは、GitHubのReadMeを読めば何とかなると思います。

以上でWindowsの設定は終わり。

ちなみに、リモートデスクトップで設定していたため、後にカードリーダーが読めないというトラブルに見舞われました...

視聴テストの際は、チューナーPCからリモート接続を切っておきましょう。

Linux側構築

1. ソフトのインストール

まずは必要なパッケージをapt installします。

sudo apt install node npm make g++ build-essential curl git libssl-dev yasm libtool autoconf automake libboost-all-dev pkg-config

続いてChinachu γ、Mirakurunをインストール。

インストール方法は公式を参照。

Chinachu - GitHub

BonDriverProxy_Linuxのビルド。

git clone https://github.com/u-n-k-n-o-w-n/BonDriverProxy_Linux ~/BonDriverProxy_Linux
cd ~/BonDriverProxy_Linux
make client

コンパイルして出てきたBonDriver_Proxy.soと、BonDriver_Proxy.so.confをチューナー数の分だけコピー、リネームしてください。

次はrecbondのインストール。

git clone https://github.com/dogeel/recbond.git ~/BonDriverProxy_Linux/recbond
cd ~/BonDriverProxy_Linux/recbond
./autogen.sh
./configure
make
sudo make install

以上でインストール作業は終了。

2. 設定

BonDriver_Proxy.so.confも、上のReadMeを見て記述。

Mirakurunの設定はPT3などと変わりないのですがポイントだけ。

  • チャンネルはBonDriverSplitterの設定ファイル上のチャンネルと数字は同じ

Mirakurunのchannels.ymlには、

(例) 000 → B0

のように記述します。

今回はWindowsでB25デコードしているのでtuners.ymlにデコーダの設定は不要です。

以上で設定は終わりです。Chinachuは特別な設定は全く不要です。


感想

特に問題なく録画できています。

8チャンネル同時録画も大丈夫そう。

QSVでHDD容量の節約もできて、快適です。


P.S.

Q3PE生産終了しちゃいましたね...

次世代機が出てくれればいいんですが。

【FFmpeg】Raspberry Pi 3 でTSファイルをハードウェアエンコード


はじめに

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ、よろしくお願いします。

正月明けの先週末は関西では(関西人にとっては)大雪でした。
近所の公園では子供達が遊んでいて、元気だなあとしみじみしましたね。

前回の記事では、PX-Q3PEなどのPlex製チューナーでChinachuを使うお話をしました。
その後、Chinachuサーバがラズパイだと少々力不足ということで、Chinachuサーバは使っていないノートPCに置き換えました。

今回は余ったラズパイの有効活用をしようじゃないかというお話です。


FFmpegコンパイル

H264_omxに対応したFFmpegコンパイルします。やり方は下記のサイトを参考にしました。

Rapberry Pi 3 のハードウエアエンコーダh264_omxが使えるFFmpegをビルドする

Alsaは最新版を使いました。(2017.01.17現在 ver1.1.3)


エンコード

あとはエンコードします。エンコード時間はそんなに気にしていないので画質はできるだけ高くします。

私は下のスクリプトをcrontabに登録して毎分走らせています。
同時に2ファイルまでエンコードする設定です。同時エンコード数を変えたい場合は$count -lt 2の数字を変えてください。

#! /bin/bash

count=`ps -ef | grep ffmpeg | grep -v grep | wc -l`
echo $count
if [ $count -lt 2 ]; then
        DIR1="/some/where/エンコード"
        DIR2="/some/where/処理中"
        DIR3="/some/where/処理済"
        cd $DIR1
        TS=(`find $DIR1 -type f -name "*.ts"`)
        FNAME=`basename -s .ts $TS`
        echo $FNAME
        mv $FNAME.ts $DIR2

        cd $DIR2
        X264="-f mp4 -c:v h264_omx  -r 30000/1001 -aspect 16:9 -s 128$
        /usr/local/bin/ffmpeg -i $FNAME.ts $X264 $FNAME.mp4
        mv $FNAME.mp4 $DIR3
fi

複数起動せず単体でエンコードしていた時のエンコ速度はx0.2くらいでした。
1時間のテレビ番組のエンコードに5時間かかる計算です。


感想

ラズパイなんであまり期待していませんでしたが、やっぱり速度は遅いです。

消費電力はかなり低いので、まったりエンコードしたい人向け。

撮り溜めたTSのエンコード、全部終わるのに1ヶ月くらいかかりそう...


P.S.

エンコードしてると熱がやばそうなので、ファン付きのラズパイケースを買おうと思います。