いぶろぐのガジェット日記

いぶろぐのガジェット日記

ガジェットやOSS、その他興味のあるITニュースをぽつらぽつら投稿します。

オリジナルの7-ZipがLinuxでも使えるようになった

www.hackread.com

これまでWindows版のみ提供されてきた7-Zipですが、ついにLinux版が利用可能になりました!

これまでLinux利用者を悩ませ続けていた「7-Zip問題」がついに解決しそうです。


7-ZipLinux利用者の悩み

これまで7-ZipWindows向けの実装しか存在していませんでした。

そのため、7-ZipLinuxで取り扱うには、別の開発者による実装「p7zip」を使う必要があったのですが...

Ubuntuにp7zipのfullパッケージを導入すると、ZIPアーカイブ内のファイルが文字化けする問題が存在したんですよね。

jkbys.net

現在は対策パッチが配布されているので問題ないと言えば問題ないのですが、当時はいささか気持ち悪さを感じていました。


ついに7-Zipの公式Linux版が利用可能に

そんな7-Zipの公式Linux版がリリースされたとのこと!

まだアルファ版ではありますが、以下からダウンロードできるようになっています。

https://7-zip.org/a/7z2101-linux-arm64.tar.xz

https://7-zip.org/a/7z2101-linux-x86.tar.xz

https://7-zip.org/a/7z2101-linux-arm.tar.xz

https://7-zip.org/a/7z2101-linux-x64.tar.xz


p7zipに感謝

とにもかくにも、これまでLinux7-Zipを支えてくれたp7zipにまずは感謝ですね。

正式版がリリースされたら、試しに使ってみようと思います。

YouTubeをサムネイルつきで検索できるシェルスクリプト「ytfzf」

東方の新作「東方虹龍洞」、発表されましたね。

天空璋みたいな雰囲気になるのかな?めちゃくちゃ楽しみです。

今日はターミナル上でYouTubeの動画を検索できるなんかすごいシェルスクリプト「ytfzf」を使ってみたよというお話です。


インストール

シェルスクリプトなので、インストールもへったくれもないですね。

以下のリポジトリをクローンしてしまえば終了です。

github.com


使い方

単純に検索するだけならめちゃくちゃ簡単で、こんな感じでコマンド実行してやればOK。

./ytfzf -t 兎田ぺこら

すると検索結果がサムネイルつきで表示されます。 f:id:ibulog_iblog:20210309214242p:plain

検索結果を選択すると、mpvが起動して動画を見ることができます。 f:id:ibulog_iblog:20210309214754p:plain

ytfzfは他にもいろんなオプションが用意されていて、例えば「-ml」オプションを指定すると...

./ytfzf -ml 明日ハレの日、ケの昨日

こんな感じで、サムネイルなし、音楽のみ、再生後プロンプトに戻るって感じの使い方ができます。 f:id:ibulog_iblog:20210309214244p:plain

音楽のみの場合はmpvは起動せず、CLIで再生されます。 f:id:ibulog_iblog:20210309214823p:plain


ytfzfの中身

ちょっとコードを覗いてみると、面白い発見がありました。

それは「if文がない」という点。普通シェルスクリプトっていったらこんな感じでif文書きますよね。

if [ -z hoge ]; then
    echo "hoge"
fi

ytfzfでは、if文ではなくtest文と&&で「if処理」が実装されていました。こういう書き方もあるんだな〜。

#enable/disable history
[ -z "$YTFZF_HIST" ] && YTFZF_HIST=${enable_hist-1}
#enable/disable looping
[ -z "$YTFZF_LOOP" ] && YTFZF_LOOP=${enable_loop-0}
#enable/disable outputting current track to $current_file
[ -z "$YTFZF_CUR" ] && YTFZF_CUR=${enable_cur-1}

要は直前のtest文が成功していれば&&以降の処理が実行されるというわけですね。こっちのほうがシェルスクリプト業界では主流なのだろうか?

あとはちょっと前にひと悶着あったyoutube-dlもしっかり使われています。

gigazine.net


感想

前職をやめてからOSSを触る機会が減ってしまったので、ブログの方で触っていきたいですね。

いろいろよくわからないOSSをインストールしたり使ったりするのは、意外と技術力向上につながるということがわかってきたので。

ではでは〜。

P.S.

東方虹龍洞の予想オープニングBGMのクオリティがすごい。ループで聴いてる。

www.youtube.com

kintone認定アソシエイト試験に合格しました

f:id:ibulog_iblog:20210220201742p:plain

2月から若干花粉症気味のいぶろぐです。

仕事でサイボウズのkintoneを使うことになったので、勉強がてら「kintone認定アソシエイト」なるものを受験してみました。


kintone認定アソシエイトとは?

cybozu.co.jp

kintone認定 アソシエイトは、kintoneの機能および設定方法に関する体系的な知識を持ち、 kintoneを活用した業務改善スキルがあることを証明します。

要はkintoneを初めて使う人向けの登竜門、みたいな感じですかね。


初期スペック

  • kintoneがどういうものかは知っているが、使ったことは一切ない

流石にこの状態でkintone使う仕事はできんじゃろ、という判断。


勉強開始〜受験まで

今回は時間がなかったので、平日は仕事しつつ5日間の超特急RTAと相成りました。

火曜日〜木曜日

公式の対策本が出ているので、対策本をメインで学習を進めていきます。

www.amazon.co.jp

kintone認定アソシエイトは2020年6月15日に改定されたようで、上記の対策本は改定後の試験に対応した第2版です。

自分は情報が古い第1版で勉強しましたが、なんとかなりました。

kintoneは30日間無料でお試し利用ができるので、実際にkintoneの画面を操作しつつ読み進めていくのがおすすめです。

kintone.cybozu.co.jp

金曜日

kintone公式ヘルプをざっと流し見します。

jp.cybozu.help

理由は後でお話しますが、「ざっと流し見」でOKです。

土曜日

試験当日です。

16時頃の試験を予約しておいて、試験まで対策本を確認します。

試験直前は公式ヘルプの「制限値一覧」を確認し、細かい知識を詰め詰め。

jp.cybozu.help

時が来たら試験を受けましょう。自分はテストセンターで受験しました。

身分証明証は2種類必要なので、忘れずに。

日曜日

あそびましょう。


結果

確保できた学習時間が20時間くらいでちょっと厳しい戦いでしたが、なんとか合格できました。

f:id:ibulog_iblog:20210220203435p:plain

kintoneをまったく使ったことない状態から5日間で合格という結果には、そこそこ満足しています。


完走した感想

対策本を読むだけでなく、実際にkintoneを触るべき

kintone認定アソシエイトは「操作画面をスクショ的に覚えておく」ことで、対応できる問題がけっこうあります。

「あのボタン、あの画面にあったっけな・・・」とか「あの画面ってどんな形してたっけな・・・」とか、そういう風景を覚えておくと解ける問題があるので、30日間のkintone無料お試し期間を有効活用しましょう。

公式ヘルプは参考程度に

kintoneは今もさかんに開発が行われ、新機能がどんどん追加されているプロダクトです。

で、当然公式ヘルプもその新機能に追従するわけなのですが・・・

kintone認定アソシエイト試験は、2020年4月1日時点のkintoneをもとに出題されます。

つまり、公式ヘルプの情報が「試験においては不正解」という、なかなかやっかいな問題が発生しているんですよね。

例えば通知の表示期間が14日から70日になっている点や、アプリの復旧機能が追加されている点などは、kintone認定アソシエイト試験には反映されていません。

なので、公式ヘルプについては「ざっと流し見」でOKと判断しました。


まとめ

というわけで、kintoneをこれから使い始める人にとってはkintoneを体系的に学べるよい試験だと思いますので、ぜひぜひ〜。

1万5000円という受験料は、耐え忍びましょう。

P.S.

「諏訪の神さまが気になるの」おもしろいです。

www.hanmoto.com

EPGStationのLinuxクライアントは「Hypnotix」がいいかも

f:id:ibulog_iblog:20210116165542p:plain

最近ネットワークスペシャリストの試験日程が9月から4月に変わったことを知り、とりあえず受けとくかーと考えているいぶろぐです。

Linux mint向けに「Hypnotix」というIPTVクライアントがリリースされたそうです。

github.com

今までUbuntuのデスクトップPCでEPGStationからテレビを見る際は、VLCにm3u8ファイルを読み込ませていたのですが、Hypnotixがなかなかよさそうだったので試してみました。


とりあえず使ってみる

インストール

GitHubdebファイルが公開されているので、ダウンロードしてaptなりdpkgなりでインストール。Ubuntuでも問題なくインストールできました。

github.com

使用感

トップ画面はこんな感じ。

f:id:ibulog_iblog:20210116170103p:plain

「TV Channels」には、デフォルトでいろんな国のいろんなチャンネルが入っています。見れるチャンネルもあれば見れないチャンネルもあり。

f:id:ibulog_iblog:20210116170136p:plain

日テレNews24とかTokyo MX2とかは見ることができました。

f:id:ibulog_iblog:20210116170237p:plain


EPGStationと連携

デフォルトで入っているのは「Free-IPTV」という全世界の無料IPTVなわけですが、「Add a new provider」から他のIPTVを追加することができるわけです。

f:id:ibulog_iblog:20210116170432p:plain

EPGStationはm3u8とepg.xmlを吐いてくれるので、URLを指定して保存すれば・・・

f:id:ibulog_iblog:20210116170516p:plain

こんな感じで追加できます。

f:id:ibulog_iblog:20210116170526p:plain

やったぜ。

f:id:ibulog_iblog:20210116170605p:plain


Hypnotix、かなりいい感じ

余計な機能がなくシンプルで、かつ動作も軽快なので、普通にEPGStationのクライアントとしてかなり優秀でした。

ただインターレースを解除してくれないので、そこはEPGStation側でやる必要あり。

自分のように生のtsファイルをストリーミングしている場合はちょっと使いづらいかもな、という感じでした。

P.S.

EPGStation、大型アップデートされましたね〜。

まだ試せてないですが、どうなんでしょう。

ていうか「ガジェット日記」ではなくなってるな、もはや。

CloudLinuxのCentOS代替ディストリの名称が「AlmaLinux」に決まりました

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「Project Lenix」のコードネームでちょっと前に報じられたCloudLinuxのRHEL代替ディストリですが、名称が「AlmaLinux」に決まったみたいです。

同じくCentOS代替を目指すRocky Linuxと競争ですね。

almalinux.org

CentOSをめぐる騒動

2020年12月、CentOSプロジェクトは突如「CentOS 8のサポート期限繰り上げ」と「CentOS Streamへの軸足移行」を発表しました。

ibulog-iblog.hateblo.jp

qiita.com

この発表はインフラ関係者に大きな衝撃を与え、当時はかなり騒動になっていました。

赤帽ブログには「素人目には、CentOS Streamはすでに RHEL と同じくらい安定しています」と書いてましたが、やはりRHELのアップストリームということには変わりないわけで、RHELのダウンストリームとしてのCentOSは死んでしまいました。

rheb.hatenablog.com


新たなRHELダウンストリーム

CentOS」の消滅に対しコミュニティは大きく反発したため、CentOSプロジェクト創始者のGregory Kurtzer氏は新しいRHELダウンストリームを発足させました。

それが「Rocky Linux」です。

rockylinux.org

開発進捗はいまのところほぼなく、GitHubのREADMEにも「There is not currently an ETA for release.」と書いてある状態です。

で、Rocky Linuxとほぼ時を同じくして発表されたのが、CloudLinuxによる「Project Lenix」でした。

www.projectlenix.org

こちらもRHELダウンストリームを目指すプロジェクトで、巨塔CloudLinuxによる盤石なアシストあり。ここはRocky Linuxとの大きな違いですね。

AlmaLinuxは、このProject LenixによるLinuxディストリビューションの名称となります。

Hello, AlmaLinux!

  • RHELとの1:1の互換性

  • Fedoraライクなディストリビューション

  • CentOSからコマンド一発でダウンタイムなしで移行可能(詳細不明)

  • 完全無料

  • CloudLinuxによる支援(2029年まで、ここ意外と大事かも)

と、特徴はこんな感じ。

気になるのは「CentOSからコマンド一発でダウンタイムなしで移行可能」というところ。ちょっとどういう仕組みになるのか謎。

あとは「Fedoraライクなディストリビューション」という点。これはRedHat系のLinuxという文脈なのか、それともRHELアップストリームという文脈なのか・・・?

よくよく読むとAlmaLinuxのウェブサイトには一言も「RHELダウンストリーム」とは書いてないんですよね。

RHELのフォーク」とは書いてあるんですが、はてさて。


のんびり待とう

AlmaLinuxは2021年第1四半期にリリース予定とのことなので、のんびり待ちましょう。

まあ当分は本意気で利用することはないと思いますが。

次世代のCentOSはRocky LinuxかAlmaLinuxか。今のところはAlmaLinuxが一歩リードという感じでしょうか。


P.S.

ユニクロのクルーネックシャツにワッペンを貼り付けるのにハマっています。

kindをZFS上で利用する場合はおまじないが必要なんです

f:id:ibulog_iblog:20201225005058p:plain

ローカルにKubernetesクラスタをお手軽に構築できるのが「kind」さんです。「Kubernetes in Docker」でkind。

仕組みとしてはDockerコンテナをNodeとし、その中にPodを構築しているみたい。Dockerとkubectlがあれば動きます。

ひょんなことで利用する機会があったのですが、どーもうちの環境ではControl Planeの起動に失敗するようで…

調べてみるとおまじないが必要だったので、備忘録。


rootディスクがZFSだとなんかダメみたい

とりあえずエラーメッセージでググる

OSはUbuntu 20.04。VirtualBoxクリーンインストールしたUbuntuではControl Planeの起動に成功するのに、ベアメタルで実行した場合はなぜか失敗する…

エラーメッセージで検索すると、同じエラーに悩まされている人を発見。

github.com

ここには解決策はありませんでしたが、ヒントを掴むことはできました。

using a filesystem that doesn't work out of the box with docker in docker #1416 (comment)

Dockerコンテナの中でDockerコンテナを動かせないファイルシステムが存在する…?


ZFSとbtrfsはちょっと前までkindで問題が生じていた模様

github.com

ZFS/btrfs上でDocker in Dockerすると、overlayfsに問題が生じるらしい。

ただ、「問題は解決した」とあるので、もう少し調べてみました。


ZFSでもkindを使える解決策を発見

github.com

上記のissueに解決策がありました。

具体的には、kind実行時に指定するconfigファイルを以下のように書けばOK。

kind: Cluster
apiVersion: kind.x-k8s.io/v1alpha4
containerdConfigPatches:
- |-
 [plugins."io.containerd.grpc.v1.cri".containerd]
 snapshotter = "native"

キモは「 snapshotter = "native"」で、ZFSを使ってsnapshotを取るようにしている点。これを指定しないとsnapshotを取得するストレージドライバーにoverlayfsが使われてしまい問題が発生する模様。

microk8sでも同じ問題が起こっていて、こちらが先に修正されていたようです。

github.com

てか、microk8sは自動でZFSを識別して挙動を変えるようになっているので、kindもそうすればよいのでは…


無事動いた

「kind create cluster --config config.yaml」で先ほどのオプションを読み込ませると、無事Control Planeが起動してClusterを構築できました。

めでたしめでたし。


P.S.

最近知ったLinuxのランチャー「Ulauncher」、かなりよい。

ulauncher.io

「CentOS」が終焉、今後は「CentOS Stream」に移行するみたい

寝る前に(個人的には)どデカいニュースがとびこんできました。

blog.centos.org

CentOS死ぬんかワレ…


RHEL/Fedora/CentOS/CentOS Stream の関係性

これについては以下のブログが詳しいです。

rheb.hatenablog.com

簡単にまとめると、以下のような感じ。

  • RHELRedHat謹製のド安定商用Linux
  • FedoraRHELの超ベータ的存在、開発者向け
  • CentOSRHELベースの安定志向非商用Linux、一昔前はサーバーといえばこれだった
  • CentOS Stream:CentOS 8とともにリリースされた新OS、位置づけとしてはRHELのプレビュー的存在か?


今回起こったこと

CentOS公式によると「CentOS 8は2021年で終了&CentOSプロジェクトはCentOS Streamへと移行します」とのこと。

CentOSプロジェクト全体として見れば、RHELのダウンストリームからアップストリームへ移行します、ということだと思われます。

CentOS 7は引き続きRHEL 7が終了するまではサポートするそうですが、古のインフラを管理している人にとっては注目のニュースですなあ。

いやほんと、Ubuntuに乗り換える時期かも。

FAQは以下にあるので、気になる人はぜひ。

centos.org

P.S.

CentOSプロジェクト創設者のGregory Kurtzerが、今回のエントリーのコメント欄で以下のように発言しているようです。

I am considering creating another rebuild of RHEL and may even be able to hire some people for this effort. If you are interested in helping, please join the HPCng slack (link on the website hpcng.org).

...新しいRHELベースのディストリができる?のか?

何はともあれ、今後の動向に注意ですね。

最近はFedoraが本家RHELとは逆方向のbtrfsを採用したりと、RedHat系のディストリに大きな変化が起こりそう。