いぶろぐのガジェット日記

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ガジェットやOSS、その他興味のあるITニュースをぽつらぽつら投稿します。

「CentOS」が終焉、今後は「CentOS Stream」に移行するみたい

寝る前に(個人的には)どデカいニュースがとびこんできました。

blog.centos.org

CentOS死ぬんかワレ…


RHEL/Fedora/CentOS/CentOS Stream の関係性

これについては以下のブログが詳しいです。

rheb.hatenablog.com

簡単にまとめると、以下のような感じ。

  • RHELRedHat謹製のド安定商用Linux
  • FedoraRHELの超ベータ的存在、開発者向け
  • CentOSRHELベースの安定志向非商用Linux、一昔前はサーバーといえばこれだった
  • CentOS Stream:CentOS 8とともにリリースされた新OS、位置づけとしてはRHELのプレビュー的存在か?


今回起こったこと

CentOS公式によると「CentOS 8は2021年で終了&CentOSプロジェクトはCentOS Streamへと移行します」とのこと。

CentOSプロジェクト全体として見れば、RHELのダウンストリームからアップストリームへ移行します、ということだと思われます。

CentOS 7は引き続きRHEL 7が終了するまではサポートするそうですが、古のインフラを管理している人にとっては注目のニュースですなあ。

いやほんと、Ubuntuに乗り換える時期かも。

FAQは以下にあるので、気になる人はぜひ。

centos.org

P.S.

CentOSプロジェクト創設者のGregory Kurtzerが、今回のエントリーのコメント欄で以下のように発言しているようです。

I am considering creating another rebuild of RHEL and may even be able to hire some people for this effort. If you are interested in helping, please join the HPCng slack (link on the website hpcng.org).

...新しいRHELベースのディストリができる?のか?

何はともあれ、今後の動向に注意ですね。

最近はFedoraが本家RHELとは逆方向のbtrfsを採用したりと、RedHat系のディストリに大きな変化が起こりそう。