NA8C ユーノスロードスターを3年間所有してかかった費用まとめ
暑いのか寒いのかわからない季節に戸惑っております、いぶろぐです。
社会人1年目の私が2018年9月28日にNA8Cを手に入れてから、ちょうど3年経ちました。
この機会に「今までどれくらいの費用がかかったのか」を振り返ってみようと思い、ブログにまとめてみます。
正直、振り返るのが恐ろしいが...
私のNA8Cのスペック
とりあえず、私のNA8Cの購入時のスペックをご紹介します。
基本スペック
- 平成6年式 NA8C Sr1.5 Vスペシャル
- 走行距離11万km(車両購入時)
- AT→MT換装車
- 修復歴なし
- 車体錆なし
パワーウィンドウや電動ミラーがついたVスペシャル。NAの中でも装備が充実したモデルです。
装着されていたパーツ
- 熱線付きハードトップ
- 純正リアウィング
- ラルグス 車高調(ほぼ新品!)
- HKS 毒キノコ
- (おそらく)フジツボマフラー
- 後付け集中ドアロックシステム(キーなし)
- BBS RG358
- 革張替え済み純正シート
フルノーマルから自分好みに仕上げていく、というのが理想ではあります。
が、2018年当時でもNAロードスターは立派な旧車。
いろいろなメンテナンスが必要なことはわかっていたので、
できるだけ自分好みなパーツが付いている車体を入手し、カスタマイズにかかる費用を抑えることにしました。
価格は車両本体が80万円、車検・諸経費込で100万円でした。
ちょっと割高かな?と思いましたが、BBSホイールや車高調、ボディ錆なしなどを考慮して、買っちゃいました。
税金・保険・車検費用
どんな車でも、維持する上で必ず発生する費用が「税金」と「保険」と「車検」です。
さっそく見ていきましょう。
税金
NAロードスターの税金は、決して高くはありません。
ただ、登録から18年以上経っているため、税金が割増になるのはつらいところ。
1年にかかる費用 | |
---|---|
自動車税 | 45,400円 |
自動車重量税 | 37,800円 ÷ 2年 = 18,900円 |
自賠責保険 | 21,550円 ÷ 2年 = 10,775円 |
合計 | 75,075円 |
私のNAロードスターはVスペシャルでいろいろ装備が付いているので、車重が1トンを超えています。
2020年から自賠責保険が少し安くなったのは救い。
任意保険
ロドスタライフで最初にハマったポイントが、任意保険です。
MT換装車は公認改造車扱いになるため、ネットの任意保険に入りづらい、という問題が生じたんですよね...
保険の窓口に駆け込むと、楽天保険が改造車でも加入でき、価格もお手頃ということがわかったので、その場で契約しました。
5年契約で、初年度10万円、その後は毎年55,000円ほど支払っています。
もちろん車両保険はつけていません。
NAロードスターの評価額なんて雀の涙ですし、そもそも古すぎて車両保険をつけられません。
車検費用
公道で車を走らせるには、車検に通す必要があります。
いつも車検をお願いしている整備工場では、基本料金37,000円で車検を行ってくれます。
もちろん劣化したパーツ交換費用などは車検時にかかるわけですが、それはメンテナンス・修理費用の項に含めます。
税金・保険・車検費用まとめ
というわけで、税金・保険・車検費用あわせて3年間にかかった費用は、472,225円です。
誤差はありますけどね。
ガソリン・駐車場代
こちらも税金や任意保険と同じく、車に乗っていれば必ずかかる費用ですね。
ガソリン代
NAロードスターはレギュラー指定ですが、ノッキングを軽減できるので私はハイオクを入れています。
走行距離は年間1万1000kmくらいで、平均燃費は約11km/L。
ガソリン価格を平均160円/Lとして、1年間のガソリン代を計算すると...
1万1000km ÷ 11km × 160円 = 160,000円
ちなみに、NAロードスターは(90年代のスポーツカーにしては)けっこう燃費がいいです。
私の個体は街乗り11km/L、信号によるストップ&ゴーがなければ14km/Lくらいいきます。
燃費の最高記録は16.5km/Lと、条件と乗り方次第でND並の燃費に到達することもできますよ。
駐車場代
ここは人によってまちまちですよね。
実家住まいで駐車場代がかからない人もいれば、都心の高額な駐車場代を払う必要がある人も。
実は私、この3年で3回引っ越しをしているので駐車場代もその都度変化しています。
- 1年目:12,000円/月
- 2年目:4,000円/月
- 3年目:13,200円/月(地下駐車場!)
3年目が最も駐車場代が高いですが、
地下駐車場で車を雨風にさらさずに済みますし、夏場でも車内がアチアチになりません。
一度屋根付きの駐車場を使ってしまうと、青空には戻れませんね。
ガソリン・駐車場代まとめ
というわけで、ガソリン代・駐車場代あわせて3年間にかかった費用は、830,400円です。
誤差はありますけどね。
メンテナンス・修理費用
お次は気になるメンテ・修理費用です。
80万円の個体とはいえ、そこは20年以上前の車。この3年間でそれなりに故障しています。
私の中で印象的だった故障をいくつか追いつつ、費用をまとめていきます。
フェンダー破損
私にとって最初で、そして(今のところ)最後の事故です。
乗り始めて2ヶ月、京都の細い路地でブロック塀にフェンダーを擦ってしまいました...
10kmくらいの低速走行での擦りだったため、被害が最小限だったのは不幸中の幸いでした。
この板金費用が7万円。まさに板金7万円コースです。
ECU故障
ある日の昼下がり、峠に向かってロドスタちゃんを走らせていると、突然エンジンが停止しました。
セルモーターも回らず、道路の真ん中で立ち往生...
警察とレッカーを手配して、自分はレンタカーのプリウスで帰りました。
原因はコンデンサー液漏れによるECU故障。これの修理費用が11万円!
中古品のSr1.5用ECUを整備工場に持ち込んだのですが、「ハーネスの形が合わない」と言われ、結局修理する羽目に。
この時はまだ、自分のNA8CのハーネスがSr1.5からSr.2のものに換装されているとは知りませんでした...
ECU換装
ECU故障のところでも書きましたが、うちのSr1.5のハーネスはSr.2のものに換装されています。
なので、ECUの型番はBPF3ではなくBPS5です。
それに気づいた詳しい顛末はこちら。 ibulog-iblog.hateblo.jp
よくわからない基板が追加された怪しいECUがついていたので、純正のECUに交換しておきました。
この費用が6万円。もっと早くハーネスの罠に気づいていれば、先程の11万円の出費は避けられましたね...
ちなみにフロントガラスもSr.2のものに交換されており、ミラー取付部が存在します。
パワーウィンドウ故障
NAロードスターでは定番の故障箇所、パワーウィンドウ。
うちのロドスタももれなく故障しました。それも左右とも同じ時期に。
ディーラーに頼むと片側4万円くらいかかるそうなので、自分で修理しました。 ibulog-iblog.hateblo.jp
パーツはモノタロウで購入し、左右合わせて14,000円でした。
その他いろいろ
他にもいろいろメンテナンスしているのですが、キリがないので表にまとめるにとどめます。
工場にお願いした作業
修理箇所 | 費用(工賃込み) |
---|---|
12ヶ月点検 | 13,500円 |
車検時 消耗品/クーラント交換 | 17,365円 |
オイル/オイルエレメント交換 | 5,000円 × 7 + 1,400 × 4 = 40,600円 |
オイルパン オイル漏れ修理 | 27,180円 |
ウォーターポンプ、ベルト類交換 | 68,000円(高すぎ) |
ステアリングラックブーツ交換 | 10,120円 |
タイロッドエンドブーツ交換 | 5,020円 |
Fロアボールジョイントブーツ交換 | 5,620円 |
Fスタビライザリンクブッシュ交換 | 11,150円 |
RディスクキャリパーOH | 24,034円 |
マフラー 位置合わせ | 10,400円 |
外装傷/エクボ数箇所板金塗装 | 130,900円 |
HT ガラスフィルム除去 | 6,000円 |
タイヤ交換(ナンカン NS-2) | 31,960円 |
合計 | 401,849円 |
自分で行った作業
修理箇所 | 費用 |
---|---|
シフト オイル/ブッシュ/カラー交換 | 7,709円 |
エアクリーナーフィルター交換 | 2,322 × 2 = 4,644円 |
HT 消耗品交換 | 3,435円 |
HT サイドストライカーロック取付 | 4,476円 |
HT 熱線リレー/スイッチ取付 | 8,988円 |
アンダーカバー取付 | 9,176円 |
ワイパーゴム交換 | 691円 |
バッテリー交換(Panasonic CAOS) | 5,200円 |
エアコン エバポレーター洗浄・フィルター取付 | 2,000円 |
エアコン コントロールユニット交換 | 3,100円 |
ステアリングボス 異音のため交換 | 2,361円 |
集中ドアロック リモコン購入・登録 | 2,376円 |
ルームミラー Sr.2用取付 | 3,000円くらい |
内装小物交換※ | 30,469円 |
合計 | 87,625円 |
※「内装小物交換」とは、ヤレていたり元々ついていなかったりしたものを、元状復帰させたことを指しています。
- 黄ばんだエアコンのコントロールパネル
- 日に焼けたセンターコンソール灰皿の蓋
- 擦れたシフトノブ、サイドブレーキグリップ
- 暗くなった内装ランプ
- カチリとハマらないシートベルトバックル
- 元々ついていなかったECU上部のカバー
などなど。
メンテナンス・修理費用まとめ
というわけで、メンテナンス・修理費用あわせて3年間にかかった費用は、743,474円です。
誤差はありますけどね。
高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれですが、自分としては妥当かな、と。
ECUの余計な11万円と、事故による板金7万円、きれいに乗るためのリフレッシュ板金塗装13万円を除けば、
43万円くらいでメンテナンス費用を抑えることができています。
カスタム費用
何をもってカスタムとするかは人それぞれですが、ここでは「購入時から仕様を変更すること」とします。
この3年間のカスタムの中で、大きなものを紹介していきます!
全塗装
板金塗装の事故画像で、ボディ色が黒だったことに疑問を抱いた方がいるかもしれません。
私がやったカスタムの中で最もお金がかかったのがこれ、全塗装です。
元々黒だったボディを赤に塗り直しました。
Before:
After:
ロードスターを購入した段階で、絶対に全塗装はやろうと思っていました。
20年以上前の車なので、塗装は傷んでいて当然です。
ただ、下手に全塗装済みの車を買うと、どんな下地処理がなされたか分からず不安なので、
全塗装済みの車にはあえて手を出しませんでした。
メンテナンス・修理費用のところで書いた事故のタイミングでやっています。
どうせ板金塗装するなら、全部やってしまえ!的なノリで。
信頼できるショップに塗装と板金をお願いし、板金分を除いた費用が52万円でした。
ドラレコ・ETC・オーディオ取付
平成初期の車といえど、最新の機器を取り付けられるのであれば取り付けたい派です。
ドラレコ・ETC・オーディオは自分で取り付けました。
オーディオはCarPlay対応。ナビタイムのナビを使っています。
機器名 | 費用 |
---|---|
コムテック HDR752G | 13,000円(メルカリで購入) |
Panasonic CY-ET912KD | 5,303円 + セットアップ費用2,750円 = 8,053円 |
Pioneer FH9400DVS | 45,144円 |
合計 | 63,447円 |
内装を白ステッチで統一
購入時から白ステッチの革でシートが張り替えられていたので、
その他の内装も白ステッチ革で統一したいな、と思っていました。
Vスペシャルのタン色以外の黒色の部分は、できるだけ白ステッチ革で揃えていく方針です。
残すはコラムカバーのみ。
費用 | |
---|---|
ナカマエ メーターカバー/センターパネル/ショートコンソール | 60,000円(ヤフオクで購入) |
ナカマエ ショートコンソール用カーペット | 14,040円(ナカマエさんに発注) |
サイドブレーキブーツ | 3,000円 |
MOMO Prototipo 35φ | 16,578円 |
合計 | 79,578円 |
ダッシュボードクロス貼り付け
ダッシュボードが若干汚かったので、ポールポジションさんのダッシュボードクロスを貼り付けました。
両面テープで貼り付けるのですが、この作業が非常に難儀したのを覚えています...
価格は18,700円でした。
アライメント
「これはカスタムではないのでは?」という感じですが、
アライメント専門のショップにお願いしてけっこうなお金を払ったので、カスタムとさせてください。
普段走っていて「なんか不安感あるな」「ちょっと左に流れるな」という感覚があって、
せっかくなので専門店で調整してもらいました。
作業価格は49,500円と、相場よりはお高めです。
が、作業の様子を見学させてもらえましたし、明らかに運転の感触が変わったので、めちゃ満足しています。
カスタムについては、大きくはこれくらいですね。
「これだけ?」という感じですが、購入時に好みのカスタムが施された個体を買っているので、
あまりカスタムにお金をかけずに済んだ、というところです。
特に元々ついていたBBSホイールは気に入っています。
TE37Vみたく太いスポークのホイールもいいですが、NAはちょっとレトロなメッシュっぽいホイールも似合います。
「BBS」のロゴ塗装が剥げている部分があるので、いずれ直したい。
その他いろいろ
他の細々と手を入れたものは、表にまとめます。
費用 | |
---|---|
アンテナ ショートアンテナ化 | 5,000円くらい |
幌レス化 | 16,500円 |
純正ブレースバー取付 | 4,000円くらい |
純正ルームライト増設 | 2,000円くらい |
純正アルミフットレスト取付 | 9,000円 |
エアクリーナー 純正戻し | 7,178円(ヤフオクで中古のボックスと新品フィルターを購入) |
純正シート裏小物入れ | 3,400円 |
テンパータイヤ 補修キット置き換え | 2,600円 |
エアコン NBターボ純正ルーバー | 7,305円 |
合計 | 56,983円 |
カスタム費用まとめ
というわけで、カスタマイズで3年間にかかった費用は、788,208円です。
誤差はありますけどね。
合計金額やいかに
以上が、3年間でNA8Cに費やしたお金まとめです。
工具代や洗車代なども含めるともう少しかかっていますが、そこは除外ということで。
それでは、結果発表〜!!
項目 | 費用 |
---|---|
経費込み車体 | 100万円 |
税金・保険 ・車検費用 | 472,225円 |
ガソリン・駐車場代 | 830,400円 |
メンテナンス・修理費用 | 743,474円 |
カスタム費用 | 788,208円 |
合計 | 3,834,307円 |
ふむ、なるほど...つまり1年間で128万円くらい...
ここにはマイカーローンの利息、工具代、洗車代は含まれていないほか、集計漏れもあると思うので、実情は400万円くらい使ってますね。
社会人になって稼いだお賃金の4分の1くらいは、車につぎ込んでいる計算になります。
まとめた感想
もう少し節約できているかな、と思っていましたが、意外といってましたね。
冷静に数字を見ていくと、「NAだからかかる費用」は意外と小さいです。
メンテナンス費用は3年で75万円くらい、つまり1年で25万円。
塗装の汚さを我慢したり、ECUの余分な11万円がなければ、もっと節約できているはず。
購入して3年の段階では、「NDを新車で買った場合の、車体代金も含めた費用」とトントンですかね。
ただ、NAは「固定費=車体代金」は安いものの、「変動費=メンテナンス・修理費用」の傾きは大きいです。
新車のNDは固定費はかさむものの、ランニングコストである変動費は小さくなるので、
長く乗れば乗るほどNDのほうが費用を抑えられます。
ちょうど3年くらいが、NAとNDの費用がクロスする点なのではないでしょうか。
これからNAロードスター購入を検討している方へ
まず、2021年現在、NAロードスターの価格はめちゃ高騰しています。
私は2018年に滑り込みセーフなタイミングでそこそこ良個体を買えましたが、今は無理です。
もし、これからNAロードスターを購入しようとしているなら、
「ボディとリトラクタブルライトを100万円で買う」くらいの気持ちで望んだほうが、ショックが少ないと思います。
幸いNAロードスターはまだ多くのパーツが新品で出ます。復刻パーツも増えてきていますし、高いですが中古パーツも潤沢です。
ただ、ボディは替えがききません。錆でボディが腐った個体を手に入れてしまったら、非常につらいです。
錆がないか、大きな事故歴がないか、ボディを重点的にいろいろ確認したほうがいいと思います。
多少ラジエーターが変色していたり、内装がヤレていたり、塗装に傷があったりしても気にしない。あとで直せばいいんだから。
もうNAは気軽に乗れない車なんだなぁと、最近しみじみ思います。
まとめ
私が3年間でNAロードスターにつぎ込んだお金をまとめてみました。
大きな故障はECUブローのみと、割といい個体を手に入れたおかげで、
絶対値では軽く引くレベルの金額ではあったものの、実際のところは普通の車を維持するのと同等の金額だな、というのが所感です。
このまとめが誰かの参考になれば幸いですね。
次は購入から5年経ったら、もう一度まとめてみようかな...
おわり。
ユーノスロードスターのECUを調べてみたら、いろいろあって交換する羽目になった
更新をサボりすぎ、広告が表示されてしまったいぶろぐです。
中古で買ったNA8Cですが、いろんなところが魔改造されていることが判明しています。
なんとなくECUをチェックしたら...
助手席で内装をいじっていると、足元が妙にふかふかすることに気づきました。
本来ECUの上には鉄板のカバーがついているのですが、それがないみたい。
カーペットをガッとはがしてみると...
ん????なにこれ?????
明らかに純正品ではなさそうなシロモノが出てきました。
魔改造その①:ハーネス類がSr2のものになっている
百歩譲って純正品でないECUがついているのは理解できます。
ただ、ECUの型番が「Sr2」用の「BPS5」というのは、どういうことでしょう...?
うちのNA8Cちゃんは車体番号30番台の「Sr1.5」なので、ECUは「BPF3」がついているはずなんですが...?
BPF3とBPS5はカプラー形状が異なり、互換性がありません。
つまり、うちにNA8Cちゃんのハーネスが「Sr2」のものに取り替えられているようです。
道理でフットライトの配線がないわけだ...Sr2からはピラー部にライトが移動しましたからね。
なぜそんなことをしたのか、理由はよくわかりませんが、状況は把握しました。
魔改造その②:よくわからないチューンドECU
ハーネスがSr2化されているのはいいとして。
Sr2のECUは16bit化されてチューニングできないと聞いたことがあるのですが、目の前にチューンドECUらしきものが存在しています。
公道で使ったらいかんシロモノらしいので、痛い出費ですが純正ECUを買うことが決まってしまいました。にしてもかなり古いですね。
実はこの時点で、かなりいやーな予感がしていました。某Fire氏のブログを見たことがある方は、察しがつくのではないでしょうか。
ケースを開けて中身を確認。うん、いわずもがな、怪しい基板が追加されています。
基板裏側も見てみましょう。なんかよくわからない場所をバイパスしているように見えます。
以下のページに回路図があったので確認。どうやらセンサー類の信号をバイパスしている模様。
某Fire氏の情報そのまま、という感じですね。
もやもや...
結局ECUはヤフオクで中古美品を落札し、そっちに交換しました。
にしてもなんでハーネスのSr2化なんか、元オーナーさんはやったのだろう。
そしてECUのほうは、多くは語るまい。
おわり。
ユーノスロードスターにアジアンタイヤ「NANKANG NS-2」を履かせました
レッドブルホンダ、調子悪いですね…PUトラブル2連発は、よろしくない。
ロードスターが履いていたタイヤがカチコチ石頭の坊主頭だったので、これを機にアジアンタイヤを履かせてみました。
もうタイヤは限界でした
中古でロードスターを購入した当初から履かされていたのが「DUNLOP DIREZZA DZ102 205/50R15」。
車を購入した2年前はそこそこ残っていた山も、今となっては(ほぼ)つるつる坊主。
ひび割れもひどく、かなりゴムの硬化が進んでいます。
アジアンタイヤ、使ってみよう
NANKANG Sportnex NS-2 205/50R15
というわけで新しいタイヤを選定。金欠だったのでネットで評判のいいアジアンタイヤ「NANKANG NS-2」を楽天市場のオートスポーツで購入しました。
トレッドパターンはスポーティ。ゴムも弾力あります。
走ってみた感想
グリップ
とりあえず乾いた路面ではグリップは申し分ない。
ただ、バンクがかかった道路に進入すると、トレッドの剛性が足りないので「クニャ」という感覚が伝わってきます。
雨の日はまだ走れていないので、またいずれ。
ノイズ
ロードスター自体がノイズの塊なのであまり気になりませんが、よく耳をすませると「ザー」という音が聞こえます。
静粛性の高い車だとおそらく気になると思います。
柔らかさ
前回のタイヤが完全に硬化していたので、感触はかなりソフトになりました。
そのせいかリアがばたつくようになったので、ダンパーの減衰力を調整する必要がありそう。
まとめ
1本6000円台で送料無料のタイヤとしてはコスパがよすぎますね。
タイヤの真価は限界時の制動性にも左右されますが、そのへんはテストできてないので判断できません。
そこそこ長持ちするようなら、リピ確定です。
P.S.
タイヤ交換時にまさかの事態が発覚。
なんと、ホイールナットの何本かに、テーパー型ではなくホンダ純正の球面型が使われていました…
中古で車両を買ってからタイヤを取り外したことがなかったので、丸2年ほど気づかず走行していたということになります。恐ろしすぎる。
すぐさまテーパーのホイールナットに交換しました…
あやうくオーストリアGPのキミになるところでした。
ユーノスロードスターのステアリングがキシキシ鳴るのでステアリングボスを交換
F1が始まって歓喜しているいぶろぐです。 レッドブルホンダ、苦戦しておりますね・・・
夏場になると、うちのロードスターのステアリングが「キシキシ、キシキシ」と鳴り始めるので、ステアリングボスを交換してみました。
暑くなると鳴り始める
ロードスターに乗り始めて今年で2年目ですが、夏になるとステアリングを切ったときに「キシキシ」っていう音が鳴るんですよね。
夏に限らず車内の温度が上がると鳴り始め、エアコンで温度が下がると収まります。
引っかかる感覚があったのでステアリングボスのなんらかが膨張しているのかな、と思い、ステアリングボスを交換することに。
ステアリングボス選定
HKBかなあ
これを機に跳ね上げ式のステアリングボスに交換しようかなと思いましたが、お値段を見て尻込み。
ステアリングコラムの交換も必要になりそうだったので、安心と信頼のHKB製を選ぶことにしました。
自分のロードスターに適合するボスはどれ?
ユーノスロードスターはステアリングボスの形状が複数あるらしく、自分が乗っているNA8C Sr 1.5 VスペシャルはOR-18が適合するみたい。
MOMO純正ステアリングがついているモデルはOR-119が適合する模様。
(最初間違ってOR-119を買ってしまいました・・・装着できそうではありますが、ステアリングは大切な部分なのでOR-18を買い直しました)
交換作業
最初にバッテリーのマイナス端子を外しておきます。これをやらないとホーンが意図せず鳴ってしまうので要注意。
バッテリーを外したらホーンボタンを取り外します。するとステアリングボスを固定するためのナットが出現。
ナットは非常に強く固定されているので、左手でステアリングを固定しながら頑張ってナットを外します。
ナットを少し緩めた状態で、ステアリングごと上下にガタガタ揺らすとボスが外れます。
新旧ボスを比較するとこんな感じ。特に劣化は見られませんが・・・交換して音が収まってくれるとうれしいところ。
グリスを塗り塗りしてステアリングボスにステアリングを固定し、ナットでボスを固定します。固定にはトルクスレンチを用いて適切なトルクで締めておきます。
交換してみて
試運転した感想は・・・
でした。
間違いなく古いボスが劣化してなんか引っかかってましたね。すいすいステアリング切れるようになりました。
もちろんキシキシ音も解消。ボスの値段が2000円くらいだったので、もっと早くやっておけばよかったなあ。
P.S.
今年は車検。ステアリングラックブーツは破れていて交換確定なので、早めに作業するなりお店にお願いするなりしなければ。
ユーノスロードスターのパワーウィンドウが故障したので、自分で修理した
こんにちは。
新しい職場にも徐々に慣れ始め、エンジニアとしての初仕事も終えほっとしています。 寒くなってきたので、体調には気をつけていきましょう。
今日はロードスターのお話です。うちのユーノスロードスターも他の多くの個体と同じく、パワーウィンドウが故障してしまったので、自分で修理してみました。
その時は突然やってきた
ある日、助手席のパワーウィンドウを上げながらちょっとした段差を乗り越えようとすると・・・
「バツン」
という音とともに、パワーウィンドウが動かなくなってしまいました。
モーターの音は聞こえるのですが、窓が動きません。
もともと助手席側は窓が上がるのが遅く、「そろそろぶっ壊れるかも」と思っていたのですが、ついにその時が来てしまった、と思いました。
ディーラーに頼むと4万円くらいかかるとのことで、自分で直すことにしました。
自分で修理
買ったもの
- NAY1-58-5X0 - ケーブル NO.1 (NA) 1,725円
- NAY1-58-5Y0 - ケーブル NO.2 (NA) 1,725円
- NA02-59-563 - ドラム(L) P.W. レギュレータ (NA) 380円
- NA02-59-861A - スクリーン(L) フロント ドア (NA) 1,100円
- NAXU-58-515 - NAロードスター用 GLASS ROLLOER 500円
- NAXU-58-524 - NAロードスター用 GLASS STOPPER 500円✕2
全部モノタロウで購入、6430円(税抜き)です。休日のキャンペーンコードを使ったので実際に支払った金額は5%割引されてました。
今回はレギュレーターやモーターなどは再利用、ワイヤーだけの交換を行うのでお安くできました。毎年メンテするところでもないので樹脂類は交換。
自分は助手席側のパーツを購入しましたが、運転席側を交換する場合は別の部品を購入する必要あり。
修理手順
ネットの記事を参考にしつつ、「バラせばなんとかなるやろ」精神で適当にナットやらボルトを外していきます。
まずは内装を外します。色んな所にネジがありますが、ほぼ見えるところにあります。
ドアの取っ手部分と写真の部分にネジが隠れていました。
内装を外したらビニールのスクリーンが出てくるので、外していきます。ブチルゴムがどうしても残ってしまいますが気にしない。気になる場合はブチルクリーナーなどを使うといいと思います。
あとはボルト、ナット類を全て外せばアクセスできます。ドアの下部分にもナットあり、窓とパワーウィンドウの固定部は窓をいい位置に移動させるとネジにアクセスできます。
窓を外せました。ここまで来るとレギュレーターやモーターも簡単に外せます。
寒いので外したレギュレーターとモーターを持って室内に移動。
生キャラメル状態の古いグリスをきれいに拭き取って、ワイヤーを組み付けていきます。
組み付け時メモ
モーターについてる黒いやつが固着して外れない
写真に写っている黒い土台のようなパーツが2つありますが、これが固着して全く外れません。
ペンチ必須だと思います。
自分は新しい部品を取り付ける際に556を吹き付けておきました。
バネは収縮させた状態にしておく
写真のように結束バンドでバネを収縮させておかないと、絶対にワイヤーを巻きつけることができません。
組み付け向き
ネットで調べるとワイヤーの組み付けミスが多く見られますが、
「モーターとレギュレーターのボルト取付部が、どちらも自分の方を向くようにする」
これだけ意識すれば、運転席でも助手席でもワイヤーの巻き付けミスはなくなると思います。
せっかくなので窓の樹脂類も交換。ここには樹脂のパーツがあるはずなのですが、経年劣化で完全に消滅していました。
こんな大きいトルクスドライバーは持っていないので強行突破。新しい部品に交換。
あとは取り外しの逆手順で取り付ければ完成!
感想
思ったよりも簡単
ネットでは苦戦している記事が多かったので戦々恐々としていたのですが、取り掛かってみるとそんなに難しくはありませんでした。
総作業時間は3時間弱くらい。まったりやったいたのでもう少し早くできたかも。
あらかじめ他の記事で予習していたかいがあった。
構造的な欠陥なので、いずれ再発する
このパワーウィンドウのワイヤー切れですが、ワイヤーがなんのカバーもなくむき出しなことにより、ワイヤーが錆びてしまうのが原因です。
現在のパーツでも改善されていないので、また何年後かにはワイヤーが切れることでしょう。
古いクルマに乗ってる感があります。
おわり。
P.S.
運転席側のパワーウィンドウも「ジョリジョリ」と不吉な音がし始めたので、また同じ作業をやることになるかも・・・